2019.10.1 tue - 11.3 sun

café DAO TAO

『 In the Middle of Nowhere 』

Natsumi SUZUKI-YAMADA

新作の “In the Middle of Nowhere” は日本語にすると「辺鄙なところ」という意味をもつ、ステレオグラフ作品です。こちらは1832年英国・ヴィクトリア朝の科学者 Sir Charles Wheatstone によって発明された、被写体が立ち上がるように立体的に見える写真技法。1850~1920年頃に隆盛期を迎え、当時の欧米人は家にいなが ら世界旅行を楽しんでいました。
パリ/プロヴァンス/宮城にて撮影。二重露光や合成なしのストレートフォトで構成。一見すると2枚同じ写真ですが、わずかな違いが...。Natsumi はある女性が語ってくれたパラレルワールド「現実に似ていてちょっと違う世界」に思いを馳せます。現実と別世界との微妙な差異に生まれる異空間をステレオグラフに見立て、再構築。美味しいコーヒーとスパイスの薫りに包まれた空間で、180年以上も昔の人々の創造性を体感し、1枚1枚の写真をじっくり味わい楽しむ一助となれば幸いです。

Natsumi SUZUKI-YAMADA

成城大学文芸学部卒業後、渡仏。国立パリ第7ドゥニ・ディドロ大学大学院 視覚芸術文化科中退。
パリで雑誌編集者 / ライターとして活躍後、帰国。
「大切なものは目には見えない」を生涯の命題に据え、視覚芸術と文芸の双方から問いかける作品を制作。
私家版写真集『TOKΘYO』は銀座の蔦屋書店をはじめ、パリ、ボルドー、ライプツィヒ、ベルリン、イスタンブールの書店で販売され好評を得る。
パリの画廊で作品展示の他、国内・海外で多数展示。
来春、2020年5月「森岡書店 銀座店」にて個展開催予定。

公式 HP「裏パリ」 www.uraparis.com